
ビタミンDとは
ビタミンとは、「体内で生成されず、外から得なければならない、健康維持に必要不可欠な栄養素」です。ビタミンDは、他のビタミンと比べて特殊で、食事以外に日光などの紫外線を浴びることによって体内で生成されます。 ビタミンDは体内で生成され、ほかの器官や組織に生理的影響をおよぼしますのでどちらかというとホルモンのような作用があります。 ビタミンDは今注目の物質で、風邪やインフルエンザの予防、心臓疾患、うつ病、がん予防、脳卒中にも効果があるのではないのかといわれています。ビタミンDの働き
ビタミンDは、カルシウムの吸収を促進する働きがあり、骨や歯を丈夫にし、筋力を高める効果があります。 ビタミンDが不足すると、骨密度の低下、筋力低下、血圧上昇、うつ、感染症、慢性的な頭痛などを招く恐れがあります。ビタミンDを体内に取り込む方法

体内でビタミンDを合成するためにもっとも有効的な方法は、日光を浴びることです。紫外線を浴びることでビタミンDが生成されます。 季節や地域にもよりますが1日20分ほどの日光浴で健康維持に必要なビタミンDを作ることができるとされています。意識して日光を浴びるようにしましょう。
ビタミンD摂取量
厚生労働省の定めたビタミンDの食事摂取基準は、成人1日あたり5.5µgとされています。健康な人が適度な日光のもとで通常の生活をしている場合はビタミンDが不足することは少ないと考えられる量です。日ごろ、日光に当たる機会が少ない人は特に、ビタミンDを多く含む食品を摂取するように心掛けましょう。
サプリメントからビタミンDを摂取する場合は、ビタミンDの過剰摂取になる可能性があります。ビタミンDの食事摂取基準量を守りましょう。