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記憶

記憶の仕組み

人は起きている間、常に新しい情報が脳に入ってきます。 日常的な出来事や、勉強して覚えたことなど新しいことを記憶する時に、情報は脳の深いところにある「海馬」という場所で整理整頓されます。この「海馬」ですが、新しい情報を記憶できるのは一時的であり、保管される記憶の容量はそれほど大きくはありません。 ですから海馬の容量いっぱいに情報が詰まってしまうと、新しい情報が入らなくなったり、古い情報が新しい情報を上書きしてしまうといったことが起こります。 そうなると新しいことが覚えられなくなり、日常生活の様々な場面で支障をきたしてしまいますよね。
ではどうしたらこの一時保管された記憶が長期的に保存されるようになるのでしょうか。

長期保存の大脳皮質

海馬で一時保管された記憶が次に向かう先は大脳皮質です。大脳皮質は海馬とは違い記憶の容量も大きく長期保管をしてくれます。 海馬の容量は小さいため大脳皮質へ記憶が移動することで海馬に空き容量を作ることが出来ます。そしてまた新たに情報を取り込むことが出来るのです。
では海馬の記憶を大脳皮質への移動させる時は一体どんな時なのでしょう。

記憶の移動はいつ起こる

睡眠
それは眠っている間です。中でも「睡眠紡錘波」と呼ばれる脳波が出現する時に海馬から大脳皮質へ記憶を移動させています。 寝ている間に睡眠紡錘波が多く出現するほど起きている時の短期記憶の容量が大きくなります。つまり、海馬に一時保管された記憶が長期保管できる大脳皮質へ移動しているということです。 「睡眠紡錘波」が出現するのは浅い睡眠といわれるレム睡眠と、深い睡眠といわれるノンレム睡眠の2つの段階のうちのノンレム睡眠の時です。さらにノンレム睡眠はステージ1(浅い)~4(深い)と段階に分けられているのですが、ステージ2の段階で出現します。 睡眠紡錘波がもっとも増えるのは明け方の時間帯です。
睡眠時間が6時間以下になると睡眠紡錘波の出現が減ってしまう可能性がありますのでしっかり睡眠はとりましょう。

学習の効果を出すために

ここまでの話を踏まえると「学習してからの睡眠が大切」ということに気づいたのではないでしょうか。一晩眠ることでその前に学んだことが強く記憶されます。 また深いノンレム睡眠の時間が長いほど、翌朝のテストの成績がいいということが分かっていますので、新しい情報を得た後はしっかりと眠る!!それを忘れないようにしましょう。
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