
記憶の仕組み
人は起きている間、常に新しい情報が脳に入ってきます。 日常的な出来事や、勉強して覚えたことなど新しいことを記憶する時に、情報は脳の深いところにある「海馬」という場所で整理整頓されます。この「海馬」ですが、新しい情報を記憶できるのは一時的であり、保管される記憶の容量はそれほど大きくはありません。 ですから海馬の容量いっぱいに情報が詰まってしまうと、新しい情報が入らなくなったり、古い情報が新しい情報を上書きしてしまうといったことが起こります。 そうなると新しいことが覚えられなくなり、日常生活の様々な場面で支障をきたしてしまいますよね。
ではどうしたらこの一時保管された記憶が長期的に保存されるようになるのでしょうか。
長期保存の大脳皮質
海馬で一時保管された記憶が次に向かう先は大脳皮質です。大脳皮質は海馬とは違い記憶の容量も大きく長期保管をしてくれます。 海馬の容量は小さいため大脳皮質へ記憶が移動することで海馬に空き容量を作ることが出来ます。そしてまた新たに情報を取り込むことが出来るのです。
では海馬の記憶を大脳皮質への移動させる時は一体どんな時なのでしょう。
記憶の移動はいつ起こる

睡眠時間が6時間以下になると睡眠紡錘波の出現が減ってしまう可能性がありますのでしっかり睡眠はとりましょう。