
健康診断の結果で何も異常がないのにやけに疲れやすい。また特にストレスもないのに気持ちが落ち込み気力や体力もが出ない。そんな症状はありませんか?
それはもしかすると副腎に疲労がたまっている状態(副腎疲労)かもしれませんよ。
副腎疲労とは一体どのような疲労でしょうか。

副腎とは
副腎疲労の前にまずは副腎が一体何かをお伝えしたいと思います。 副腎は左右の腎臓の上にある直径3cm、重さは1つ3~5g程度のとても小さな臓器です。 小さいですが50種類以上のホルモンを分泌しています。そのホルモンが生きていくうえで大切な血圧、血糖、電解質のバランス調整などを行っています。副腎疲労とは
副腎疲労とは、ストレスや偏った食生活、運動不足などが原因で副腎の疲労が蓄積され、機能が低下してしまう状態です。そうなると副腎は様々なホルモンを十分に分泌することが出来なくなってしまいます。その結果、血圧や血糖の調整が難しくなり、低血圧、低血糖などの症状がみられます。他にも下記の様な症状を引き起こします。症状
- 朝起きるのがつらい。朝起きる時から疲れている
- 朝がだるく、夕方もしくは夕食後になると少し楽になる
- 十分に眠っているのに疲れがとれない
- 寝つきが悪い、すぐに目が覚める、熟睡感がない
- 甘い物、塩辛い物が好きでよく食べたくなる
- コーヒーなどカフェインの入ったものをよく飲みたくなる
- けがや病気が治るのに時間がかかるようになった
- 今までできていたことをやるのがしんどい
- 常にイライラしてストレスを対処できなくなった
- 低血糖症がある
- 立ちくらみがする
- 記憶力や集中力の低下がある
- 気持ちが落ち込み、毎日楽しいと感じずやる気が起こらない
副腎疲労の改善法
①質の良い睡眠をとる
副腎疲労にとって一番良い解決策は睡眠です。質の良い睡眠をとるようにしましょう。
- 食事が寝る3~4時間前になる場合は食事を控えるか、または消化に良いものを摂取するようにしましょう。
- 夜遅くまで起きていると副腎に負担がかかるため夜は11時までに寝るようにこころがけましょう。
- 寝る前にストレッチをするなど副交感神経が優位になることをしましょう。