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むくみ

むくみとは、細胞と細胞の間の間質液が異常に増加した状態のことです。体液の量が体重の約10%増加すると下肢のむくみ症状が認識されるとされています。

むくみの原因は、長時間同じ姿勢でいたり、運動不足による筋肉量の低下、血行不良、冷え、寝不足、または病気が潜んでいる場合などが考えられますが、アルブミンが不足することでもむくみ症状がでる場合があります。

むくみとアルブミン

アルブミンとは、タンパク質の一種です。血清アルブミンは栄養状態の指標となるものです。アルブミンは肝臓で合成されるため、肝機能の指標にもなります。

ある程度の量のアルブミンが血漿中に存在することにより、浸透圧の影響で血管内と血管外の水分量が調節されますが血漿中のアルブミン量が不足すると水分が血管の外側に流れ、血液循環が悪ところにむくみとなって現れます。

また、アルブミンの減少は、血管・免疫細胞・筋肉などの組織が作られづらくなります。ですので、アルブミン値を正常な範囲に維持することは、身体の健康を維持するうえでとても重要です。

血清アルブミンの基準値
 3.8g~5.3g/dl

アルブミンが低下する要因

低栄養

タンパク質の摂取不足や代謝不良

タンパク質摂取不足にならないための食事を意識することが大切です。

日頃からタンパク質含有量の多い肉、魚、卵、大豆製品を意識して摂るようにしましょう。

タンパク質は1日推奨量が成人男性で65g、成人女性が50g

※「日本人の食事摂取基準(2020年版)」より

肝臓の障害

本来、肝臓では、身体をつくるための材料であるタンパク質の代謝が行われています。タンパク質を含む食品を食べると、アミノ酸から必要なタンパク質に合成され、血液を通って全身へ送られます。

不要になったタンパク質は、分解して処分するために肝臓に解毒され、老廃物として血液中に放出されます。肝臓の機能低下がみられる場合、代謝がうまくできず、血漿中のアルブミン量が低下してしまいます。

タンパク質喪失によるアルブミンの低下

腎臓で血液中の老廃物をろ過している糸球体という部分の働きが悪くなるネフローゼ症候群では、血液中のタンパク質が尿中に流れ出てしまうため、血液中のアルブミン濃度が低下してしまいます。

タンパク質消費によるアルブミンの低下

炎症が起こることでも、アルブミンの消費が増え、血清アルブミン値が低下します。手術や感染症で、アルブミンの数値が急激に減ることがあります。

日頃から良質なタンパク質を摂るように心掛けましょう。また、むくみは大きな病気が潜んでいる可能性も考えられますので定期的に血液検査を受けて血液中のアルブミンを測定することをお勧めします。

 

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