
「副腎疲労」をご存知ですか?
聞いたことがないという方も多いかもしれませんが、近年この“病”になる人が増えています。
この副腎疲労ですが年齢や性別、職業に関係なく誰でもなる可能性があると言われています。
副腎疲労はアドレナル(副腎)ファティーグ(疲労)ともいいます。
アドレナル・ファティーグの症状
アドレナル・ファティーグにはどの様な症状があるのでしょうか。
日常的にだるさや疲労感を感じる、便秘が続く、性欲がなくなる、激しい落ち込みに襲われる、朝ベッドから起き上がることができないなどの様々な症状がみられます。
重症度については、なかなか疲れが取れない程度から、仕事や学校にも行けなくなるという程度までさまざまです。
アドレナル・ファティーグの原因
アドレナル・ファティーグは、ストレスが原因です。ストレスにも様々な原因がありますが、大きく分けると身体的な要因、心理的な要因、環境的な要因があります。
身体的な要因にはたとえば、ケガや病気、激しい運動、それから喫煙、薬物の摂取などがあげられます。心理的な要因には仕事の重圧、人間関係でのトラブルなど怒りや緊張、焦りといったことを感じることがあげられます。そして環境的な要因としては気温の暑さ・寒さ、生活環境などがあげられます。
また自分では自覚していない小さなストレスが、日々積み重なって蓄積されていくことが原因となる場合もあります。
腎疲労を回復するために
1 朝食にたんぱく質を食べましょう
副腎疲労をおこしている人は、血糖値が安定せず朝から元気に活動することが出来ません。それでも頑張って動こうとすると余計に疲労感が出てしまいます。
血糖値をゆるやかに上昇させるために朝食をとるようにしましょう。ただし炭水化物だけを食べてしまうと血糖値が急激に上昇してしまい時間の経過とともに逆に疲れてしまいます。ですから朝食にはたんぱく質も一緒に食べる様に心がけてみましょう。
2 カフェインを摂る量を減らしましょう
カフェインが副腎を刺激して活動的にはなれますが、過剰な刺激となるためカフェインが体内で切れるとさらに疲労を感じる用意なってしまいます。
ですから1日に飲む量を減らしたりいつもより薄いコーヒーを飲むなどして徐々にカフェインを減らしていくようにしてみましょう。
3 寝る前のお酒に気を付けましょう
副腎機能が低下している人にはお酒は毒にもなります。
ビールなどの糖質の多いお酒は、血糖値を急激に上昇させますので糖質の多い醸造酒よりも、焼酎などの蒸留酒を薄めて少量飲むことをお勧めします。