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現在日本に約200万人いる認知症患者の約半数がアルツハイマー病患者といわれています。アルツハイマー病は、治療により症状の進行を抑えることができる場合もありますが、現在のところ、この疾患に対する治療法はないとされています。

アルツハイマー病がどのように始まるのかは、まだよくわかっていませんでしたが、最近の研究では、どうやら「炎症」が原因ではないのかというところまでわかってきました。

アルツハイマー病とは

不可逆的な進行性の脳疾患のことをいいます。ほとんどの患者が、60歳以降に症状が現れます。記憶、思考能力がゆっくりと障害されていきます。

アルツハイマーと炎症

炎症とは、免疫活動を感染している箇所に集め、生体防御する反応です。身体を回復させるために重要なはたらきです。

ですが、炎症が長期間続き、体内に深く残る場合は病気を発症してしまう恐れがあり、アルツハイマー病になりやすくなります。そのほか、肥満、がん、糖尿病、うつ病、自閉症、喘息、自己免疫疾患、冠動脈疾患、パーキンソン病などさまざまな疾患の原因となりえます。

アルツハイマー病の疾患者の脳内では、炎症がおきています。脳が炎症するといっても、脳自体には、痛みを感じることがないので、本人にとっては実感がなく進行していくのです。

アルツハイマー病の疾患者では、炎症がおこっていることを示す「炎症マーカー」の数値が上昇していることがわかっています。

※炎症マーカーの一つにサイトカインがあります。CRP(C反応性タンパク質)、インターロイキン6(IL-6)、腫瘍壊死因子アルファ(TNF-α)もサイトカインです。細胞が放出するタンパク質で他の細胞の働きに影響するため、炎症が進む過程で重要なものになります。

炎症を引き起こす要因

血糖値の上昇は、血液中に炎症を引き起こします。過剰な糖は、細胞で使われないと血管を傷つけ、糖化を引き起こします。糖化とは、糖とタンパク質が結びつき、最終糖化産物(AGE)を生成することをいいます。

身体は、このAGEsを異物と認識し、炎症を引き起こします。脳内では、糖と脳のタンパク質とが結びつくことでAGEsがつくられ、脳機能を退化させてしまうのです。

アルツハイマー病の疾患者では、健常な人と比べ、AGEs が3倍以上も蓄積していることが報告されています。

炎症を引き起こすAGEsをためない生活習慣、食生活こそが、アルツハイマー病を予防する鍵となりますのでAGEsをためないように注意していきましょう。
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